ウインターカップが始まり、女子は優勝候補である桜花学園が順調に勝ち進んでいます。
今回出場していないチームにも、このウインターカップを目標にしているチームが多いと思います。
そこで今回は、チーム強化のための練習メニューをお伝えしたいと思います。
チームを強化するためには?
バスケットボールでチームを強化するためには様々な内容があります。
技術、体、メンタル、食育、リクルートなど。
そして今回はそれらの大切な内容の1つであるシュートを決めきるための練習メニューになります。
バスケットボールの試合で勝つにはシュートを決める必要があります。
しかし試合ではディフェンスがいて簡単に高確率のシュートを沢山打てる場面は少ないです。
なので練習では、厳しい状況でもシュートを決め切る練習もする必要があるのです。
例えばディフェンスが近づいてきてコンタクトをしてきた状況でのシュートであったり。
ドライブをしてマークマンを抜いた所にヘルプのディフェンスが来た時のシュートフィニッシュであったり。
これらは試合中に起こり得る状況であり、シュートを決め切ることでゲームの流れが作れる重要な状況でもあります。
なので試合で起こり得る状況を想定し練習で準備することが重要なのです。
シュートを決めきるための練習内容
1対2
まず最初の内容はオフェンス1人、ディフェンス2人という内容になります。
このディフェンス2人というのはオフェンスに対してマッチアップする選手が1人。
そしてインサイドでのヘルプとして、1人ということになります。
オフェンスは3ポイントラインからスタートします。
マッチアップするディフェンス選手はヘルプがいるので積極的にボールマンにプレッシャーをかけましょう。
これによってディフェンスの強化にもなります。
オフェンスの選手はマッチアップしたディフェンスを抜いてさらにヘルプの選手のことを意識してシュートを決めなくてはならないということになります。
1対2のポイントは?
よくある1対1や2対1はマッチアップのマークマンを抜いたり、フリーであったら、イージーなシュートができます。
しかしこの練習に慣れてしまうと、試合でヘルプに来られた時や、イージーな状況でない時にシュート確率が下がってしまう可能性があります。
まずオフェンスでのポイントはヘルプを意識することになります。
どんなに自分のマークマンを抜いたとしてもヘルプのインサイドに大きな選手がいたらイージーな状況とは言えません。
そこで大事になってくるのが状況の判断になります。
勿論試合ではヘルプのディフェンスにもマークマンがいるのであまりヘルプに出過ぎるわけにもいかないのです。
そこでオフェンスは微妙な距離で守ってくるヘルプディフェンスであれば、フローターシュートが有効になります。
このフローターシュートを決め切る事ができれば、ヘルプディフェンスはもっと出るしか対応がなくなってきます。
試合ではディフェンスが出てきすぎている場合には、インサイドの見方の選手にフローターシュートのモーションからパスをする事でパスが通りやすくなります。
これによってインサイドがイージーな状況にできるのです。
1対2の応用編は?
1対2で慣れてきたら、オフェンスを増やして2対2でさらに実践的にしてみましょう。
ポイントはボールを持っているオフェンスがヘルプを意識して状況に応じたプレイをしてシュートを決め切ることです。
練習で状況の負荷をかけることによって、試合での対応するための対応能力をあげることができます。
上手くいかない時は分解練習を行い、ポイントを確認してから再度取り組むことで、解決することもできます。
この様にして、ただ練習を行うだけではなく、選手、コーチが共に納得しあいながら行うことがチームにとって重要になると思います。
レベルが上がって行くにつれて、ペイント内のシュートを決め切ることはとても重要になってくると考えられます。
ディフェンスがヘルプにきたから決めきれなかったや、インサイドのディフェンスの選手の身長が高すぎてシュートが決めきれなかったなどの考えになってしまうと、試合で困ってしまうことになります。
そうならないためには、ペイント内では先にコンタクトをして体をあて、シュートを決め切るという強い気持ちを持っていた方が良いと思います。
勿論ヘルプのディフェンスのプレイヤーが出てきたりする状況の際はノーマークになった味方のオフェンスのプレイヤーにパスすることが考えられます。
しかし、このヘルプのディフェンスプレイヤーが上手な場合、パスミスになったり、シュートまでいけないということも考えられるので、まずはボールを持っているボールマンが自分で決め切るという覚悟を持ってプレイすると良いでしょう。
これらを意識しながら練習を頑張ってみてください。
そしてこれらの練習はディフェンスの練習にもなりますので、是非参考にしてみて下さい。
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